A New Day ~ NINE *白夜 光の国にて (2)

Posted by 美海 * mimi on 06.2014 A New Day



_____ 漂うJelly Fishを追いかけて・・・

目の前に広がる光の中に見つけた自分の愛しい人


光の中に自分も吸い込まれて・・・

・・・目を開けるとそこは、川の岸辺  ______________



起き上がり川面のせせらぎに、自分の姿を映して見た

時々視察に訪れるこの地上での姿

二本の足で歩き易い様に、子供の姿の自分がそこに写っていた


_____ 森か ・・・

森の中でさわさわと、歌うように風が樹々の間を通り抜ける風を感じて
久しぶりの地上の空気に、海の香りはしない

拓けた場所に溢れる、光の中

木漏れ日の映し出す水面の輝きが、眩しくて目を瞑っていた


受ける風が心地よくて、海の中ではあまりしない深呼吸

胸の奥までスゥーっと息を吸い込むと・・・

風の中に香る森の香りと、甘い花の芳しい香りが混ざっていると感じる


光に吸い込まれてから・・・

意識が遠のく様で、此処で目覚めた

何を視察に来たのかすら、覚えていない

ただ覚えているのは、眠れないほど胸騒ぎがした事

自分の胸の中が震える様な疼きを感じて、起き上がって外を見た事


今・・・


光の中にいる・・・

そう感じるほど温かいこの空気の中に、そして足元に感じる 温む川の水

目を開けて見詰めた先に、森の樹の間に咲く花を見つけた


あの花を・・・

海の中に持って帰って、キョーコの髪に飾る事ができたら、どんなに綺麗で美しいだろう・・・


そう思った時、窓の外に漂うクラゲを見つけて・・・
離宮の敷地内に、外部者が入ってきたのだと思い、庭に飛び出した・・・んだ・・・


そうだ・・・

その時・・・


キョーコの姿が庭の影に、すっと見えて消えた事を思い出した


キョーコの後を追いかける様に生い茂る海草を分けて、その時見つけた洞窟
庭にこんな穴があったのかと思っていたのは、外部者が入って来ないようにしなければ成らないと言う事と・・・

キョーコはここから、出て行ったのだと云う事

離宮の中しか知らないキョーコが、外の海を一人で泳ぐのは・・・

・・・危険だ _______


自分の国の中には居ない、けれど放浪モノは混ざりこんでいる

その中に、もしも・・・獰猛な、サメや鯨それにシャチなんかが居たら
キョーコの身が危ないと思い、洞窟に手を掛けたんだった

小さい入り口に、キョーコの姿を見つけることは出来なかった

自分もそこに入れるのかといったら、小さすぎて入らない


社は眠っているだろう・・そう思ったから、一人で門を潜りぬけ、東西南北上下、全ての方向を見ていたら、洞窟の方から出てきたクラゲが、上に向って傘を広げて閉じてを繰り返し、
上に上に登っていくのを見つけた

その姿を追いかけて・・・

上を見詰めた時に、眩い光に吸い込まれたのだったと思い出した



_______ キョーコ 


彼女が何処に行ったのか心配で、居ても立っても居られなくなり、走り出した

このせせらぎが海に続く方向なのか・・・

胸騒ぎが収まらなくて当ても無いまま、川を下って行った



その先に大きな岩が突き出ていて、小さな滝の様に成っているのか・・・

ザブザブと、空気と水の混じる音が、川の流れの音と違う事を聞き分けて
その突き出た岩の上から、滝つぼの中に見えるもう一つの大きな岩の上に向けて

高く飛んだ・・・


・・・ 時・・・・・




その岩陰から現れた、ちいさな女の子 _________



飛び降りた岩の上から、懐かしいような面影のその子から目が離せなくなった


( キョーコ・・・?)


こんにちは・・・


( ここで、君は・・・)


   何をしているの・・・






Love Letter from RT and CH

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