CM * 缶コーヒー 同僚編5

Posted by 美海 * mimi on 29.2014 CM




_________ ザワザワ・・・


ざわめくオフィスの窓に下がるブラインドを閉める大きな手。

ブラインドの隙間からは、夕日の色が消え徐々に夜の帳が降り始めた。




________ ポチ・ポチ・カタカタカタ・・ポチポチ・カタカタ・カタカタ・・・


ざわめく声が聞こえなくなると、キーボードをタイプする音だけが静かなオフィスに聞こえてくる。


その男の背中に映る、ブラインドの隙間から溢れていた光が消えて・・・


ふっ・・・

顔を上げた1人の男。



立ち上がりポケットに手を入れる。

その男を目で追うもう一人の男。



________ カタカタカタカタ・・・・


キーボードをタイプする音は消える事無く、打ち続けている。


________ チャリン・・・チャリン・・・・


ポケットに入れていた手から小銭を取り出して入れているのは、自動販売機。


________ ガタン ・・・


出てきた缶を取り上げて、シャカシャカ振りながら歩き出したのは・・・





________ カチャ・・・


デスクに座って片手で開けた缶コーヒー


反対の手で、髪をかき上げて

ネクタイの端を胸のポケットに入れながら

微笑んだその視線の先 _________




「 ねぇ・・・
・・・の前に、一息どう? 」



こぼれる笑顔で差し出した、片手の中に・・・・



2つ・・・



・・・白い缶のカフェラテ

黒い缶のブラック・・・



差し出された手が取り上げた、1つ。

デスクに座ったまま自分の膝に肘を付いて、横から覗き込むPC画面


________ ゴクッ



一口飲んだその缶は・・・

・・・黒い缶のブラック



覗き込んだPC画面に映る、二人の顔。

画面の中のタイプされた文字列は・・・______________






___________ 一息つきたい瞬間のお供に・・・


落ち着く甘さ、甘味を抑えたカフェオレ。

目覚める香り、苦味を抑えたブラック。








・・・・・・・・・




貴方の今の想像は・・・




私が想像したのは、覗き込んだPC画面に映る1人の男。

微笑みながら見るその画面に映る、もう1人。
画面から目を離さずに、片手に受け取った缶コーヒーを両手で包む


________ カタカタ・・カタカタ・・・


オフィスに聞こえ続けるタイプする音。

画面の中でお互いに視線を合わせ、微笑みあったら
それぞれの手にしてたコーヒーを飲んだ。


微笑む二人が映る画面には、手を止めた理由のメール・・・


__Title None__

“ この後どこに、ご飯行く?”


__ Re: Title None__

“ どうする? ”


その返信に仕事が終わりかけている事を感じて、傍に行っていた。

“ どうする? ” その返信は、直接・・・・

見詰め合った2人が映るそのメール画面には、そっと耳元に寄り囁く姿が映っている。



「 じゃぁ・・・うちに来る? 」



PC画面に映ったのは、真っ赤になった自分の後輩と

直接顔を見る事無く、PC画面の中にウインクする・・・

・・・敦賀蓮。



社内恋愛厳禁のオフィスの中。

________ カタカタカタカタ・・ポチ・ポチ・・・


タイプし続ける音が響いているのは、さっきから両手を離していた、この2人からのものではない。


「 お~い、俺にもコーヒー買って。 」


そう呼びかけながら・・・

一部始終を自分のデスクから遠目で見ていた・・・貴島秀人。


「 お前が大切な人にあげる、甘さ。 」


そう言い指差した自動販売機。そして・・・


「 俺の事も、お前・・・大事なんだろ? 」


その言葉に立ち上がり、迷う事無く白いカフェオレを買って、近づきながら投げて渡す。



_____ カチャ・・・


ゴクッ。

貴島秀人がカフェオレを飲むと・・・



_____ 優しい甘さが心に染み渡る・・・かな?・・・




そう言ったのは・・・





・・・さて、誰だったのでしょうか。

この言葉も、この後も、そしてこの後輩が誰かも、貴方のご想像にお任せします__________


やっぱ気まぐれロック 7:20pm へ・・・



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恋愛も、仕事も、友達付き合いも完璧で理想の男 第6話 

_______ Coming Soon!

Love Letter from RT and CH