やっぱ気まぐれロック - 6:15pm ( ゲスト:上杉飛鷹 ) 

Posted by 美海 * mimi on 29.2014 ON AIR


________ 6:15pm




やっぱきまぐれロックの楽屋にて、着ぐるみに着替えだしたのは、いつもよりも5分ほど遅かった。



着ぐるみを着てしまうと、頭はギリギリまで付けなくてもいいとして、両手に自由が利かなくなる為・・・

・・・なぜなら、電話を待っているから。


モー子さんの楽屋から帰って来て直ぐ・・・

“ 握り寿司は作れません。”

と、メールしたものの、やはり気になる夕ご飯。

足を入れたまま突っ立って、両手で携帯を持って じーっと画面を見詰めるも、忙しいであろう待ち人からの連絡は、メールも通話着信も無い。


( 仕方ない・・・)

そう思って鏡前に携帯を置き、着ぐるみに袖・・・というか手羽先に腕を通し始めた。

置いたままの携帯はじーっと見たまま着替えていても全く微動だにせず、待ち人からは何の連絡も全く無いまま坊の頭を取り上げた。



________ プキュ・プキュ・プッキュ~ぅ


廊下を歩きながら、よろしくお願いします。と頭を下げてくれるスタッフに、いえいえっこちらこそっ!っと挨拶しながら とある楽屋の前に辿り着いた。


( どうしよ? )

そう思ったのは、モー子さんの楽屋からもう1人、メインゲストである飛鷹くんの声が聞こえていたからだった・・・

・・・のではなく、モー子さんは坊の中身を私だって知っているから、頭を着けて いつもゲストを迎えに行くのと同じ様にするのが、なんとなく恥ずかしかった。


( まっ。これも仕事よ・・・。)

そう思いつつ頭を着けて、一応手に持っていたボード “ 迎えに来たよ ”と書き込んでいたそれを、声を出しても構わないと思うものの見せる様に持ち替えて、ドアをノックした。


今日はキャストの衣装の都合上、食いしん坊バンザイ

イコール・・・

“ 食い辛抱 バンザイ( V ictory )”


・・・飛鷹くんには、別に・・・ビクトリーして貰わなくても・・・・

大人だって誰だって好きに成れないハーブなどというものは、バンザイしなくてオッケー・・と思っていた。

それよりなにより、モー子さんが飛鷹くんと出逢ったばかりの一時期である、ドラマ撮影時に言っていた

“ 嫌いな物は鼻をつまんで、オレンジジュースで流し込め。”

そんな事を思い出していたので、飲み物はオレンジジュースだけれど・・・

ハーブなんかより、流し込んでまでも食べた方がいい。
・・・と、思われる大事な栄養のあるものを、ビクトリーして欲しいなぁ~・・・ってな按配。



克服した方がいいものが他にもあるのは知っているけれど、それが何かは・・・


「 ふふっ。 」


・・・そうかも。

飛鷹くんが、モー子さんにしか教えていない弱点なんだと思うと、モー子さんが気にしていた年の差なんて関係ないんじゃないかな?って思うかもしれない。


________ コンコン。



はーい。今 開けまーす・・・

飛鷹くんのマネージャーの松田さんの声が、モー子さん達の微かな会話の声に混じって聞こえて来た_________




Love Letter from RT and CH