To be my Grace - XXXIII * Plus ONE more Love * UNDER WORLDS

Posted by 美海 * mimi on 24.2014 To be my Grace * UNDER WORLDs


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


To be my Grace - Plus ONE . . . more Love .V at Last.V of LAST

Vitalize enigmatic soul

- the Fertilization of Veni . Vidi . Vici -


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・



To be my Grace - CM * What a Wonderful WORLD











あれから、キョーコのお母さんと約束の時間に行った。
たった5分だけという、物凄く短い時間だったけれど、彼女のお母さんにずっと抱かれていた子供。
彼女のお母さんの腕の中で、きゃっきゃはしゃいでいた子供は・・・

抱きついて・・・


『 まま・・ 』  って・・・


彼女の代わりに言っていた。



自分の父親クーの腕に抱かれていた時も、俺と思える同じ何かを感じていたのだろう。

彼女が子供の時、こうして母親に抱かれて言いたかったんだと・・・

彼女が膝に置いていた手を握ると、自分の手の上にぽたっと感じて・・・

彼女の瞳から、涙が一つだけ落ちていたと気付き、その手を強く握り締めた。



時間ギリギリまで京都に居たから、そのまま現場に行った。

キョーコには・・・


「 車は?いいの? 」


社さんに怒られるよ。と言われたけれど、自分は別に構わない。


「 今日の移動は、1回だけかな?ほとんど同じ現場。 」


そのスケジュールも把握済み。もう一つはただの打ち合わせで夜少しだけ行くだけだからとは、このまま行こうと思い立った時、一応考えていた。

社さんには現場にそのまま来てもらう旨を伝えてあったのと、撮影に入ってからでも構いませんと言ってあった。


撮影スタジオのタレントクローク地下駐車場で車を停めて、車から降りた。
一応子供のヨダレを考えて、代えの服を持っていたから、後ろのハッチバックを開け様と車の後ろに回っていていた。


「 あ。敦賀さん、おはようございます。 」


後ろのハッチバックを開けようとした時に、声を掛けられたのは、共演者の女優さん。


「 あぁ、おはよう。 」

「 あれ?敦賀さん。車変えたんですね? 」

「 うん、まぁもう一台あるよ。これはね・・・」


社さんから、幻の男で居ろ。と忠告を受けている事を思い出して、無意識に車に向けていた親指もそのままに、一瞬止まって考えた。でも世間の皆様も知っているからいいだろ。と思い直し付け足した。


「 そう。子供を乗せる時の。 」


話しながらこちらに来たので、う~んじゃぁ、着替える前に起こすか。と思い立ち、眠気の襲う助手席でやっぱり寝ちゃった奥さんを起こしに、助手席の方に向かった。


________ カチャ



ドアの開く音にも、反応無し。



ナデナデ・・・


頭を撫でても・・・反応無し。




「 キョーコ。起きて。 」


声を掛けても・・・反応無し。




( ・・・仕方ない。 )


ちゅっと頬にするも・・・反応無し。




( もっと、仕方ない・・・)

いつもこうしたら必ず起きる事を知っている俺。



( まぁ、いいか。夫婦だし・・・)

一応監視カメラもあるし、直ぐ傍に歩いて来ている女優さんもいることだし・・・
そう思って、開けていたドアを殆んど閉めて、ブラックシールドの掛かっている窓からは見えないだろうと思って、キョーコに唇を重ねた。

起きるまでいつも、ゆっくりと唇を動かして頬をそっと撫でたりすると、寝ぼけたまま首に抱きついてキスを返し始めてくれる。

そうなると・・・

自分も止まらなくなってしまうんだけど、ただ今は自宅のベッドの上ではないので・・・
そっと唇を離し、起きた?と唇に囁きかけて、もう一度唇に、ちゅっとした。


「 そうか~、本当にご結婚されたんですね~。 」


その言葉が真後ろに掛かっていて、はいはい、起きましょうね。と目を開けたキョーコの頭を撫でた。


「 今の誰? 」


ぱちくりと目を開けたキョーコにそう聞かれ、きっと家のベッドの上だと思っている・・・。とは思ったので、キョーコの耳元に寄り、小声で囁いた。


「 いい。蓮だよ。蓮って呼んで。 」


キョーコの上から上体を起こすついでに、片手で椅子の背もたれボタンを押しながら、彼女を腕で抱き起こした。

ドアを開けながら、キョーコにここが何処か分かる様に少し大きめの声で、話しかけた。


「 キョーコ。百瀬さんだよ。挨拶あいさつ。 」


はっ!としたキョーコを見ると・・・


( そうだった。寝起きでも家と違う、寝起きだった。 )

スッピンでいる家の寝起きと違い、今日は不破の家に挨拶に行くのにメイクしてた。と思い出したのは、キョーコのルージュが乱れていたから。

思わず自分もサンシェードを下ろして、その裏に付いている鏡を見たけど、その反対の手でもう一度ドアを閉めていた。お子様用車にはティッシュ類がたくさん置いてあるので、ぱぱっぴゃぴゃっと腕を伸ばしてティッシュを取り口にあて、残りのぴゃぴゃっの分はキョーコの唇に押し付けた。


「 どうかしました? 」


その百瀬さんの声に待たせてはいけないと思いつつも、見せられない物は見せられない。
もう一度鏡を覗いて確かめてから、バン!と勢いよくサンシェードをたたみ、持っていたティッシュを丸めてポケットに入れた。

ドアを開けて・・・不自然ながら、もう一度。


「 百瀬さん、おはよう。今日も宜しくね。 」


そう声を掛けてニコッと微笑んだ。


「 ハイ、どうぞ、よろしく・・・」


百瀬さんが言いかけて、完璧に起きたキョーコも、俺の背中を押す様にして車から降りて来た。


「 百瀬さん。お久しぶりです。おはようございます。 」


さらに俺のわき腹をグイッと横に押し退けて、頭を下げたキョーコを見ながら自分はぐいっと押されたままの方向へ、そっと後ろに回りハッチバックのドアを開けた。

ジャケットを脱いで後部座席の赤ちゃんが居ない背もたれ部分目掛けて、ポイっとジャケットを投げながら、片手で緩めていたネクタイも外していた。


うわ~、キョーコちゃん。ひさしぶり~・・・と言う百瀬さんと、はい、何ヶ月か前に出産して育児休暇中です。と頭を下げまくっているキョーコを見ていた。

けれど・・・

自分が着替えのジャケットのカバーを開けながら、聞こえていた2人の・・・


「 ・・あぁ、そうだった。キョーコちゃんと敦賀さん・・・・」

「 はい。スタジオに来るのも久しぶりです。
  今日は蓮と用事がありまして、蓮と一緒に。 」

「 ・・ん、はぁ・・敦賀さんと、えっと・・・」

「 はい。蓮と来ました。 」


・・・そんな会話には、語尾が小さくなったりアヤフヤになったりする、百瀬さんの声がなんでか残念そうに聞こえていた。


( ふふっ。・・・なるほど・・・。)

その百瀬さんに気が付いて、心の中で・・・ありがとう。共演者キラーとして今日もがんばるよ。と心の中では、敦賀蓮魂が湧き上がってきていた。


( それでは、Daddyは、行ってきま~す。おやすみなさ~い・・・)


帰りの車の中では・・・

あまりに行きに苦しかったのであろう、京都までの車の道のり。
乗り始めた頃はまた、よく寝る子だ。と自分のデカサの成長が促されているのかと思うほど、ぐ~ぴ~と車に乗せたら直ぐに寝だしていたので、キョーコも助手席がいい。と言って隣に座っていた。

でも子供が起きたのは、キョーコが寝てしまってからで・・・どーしよう。停める時間が無い。と思いつつだったけれど、ふわ・・ふわ・・と言い出して泣くかと思っていた時、腕を伸ばして足をコチョコチョしていた。

キョーコのお母さんと遊んでいたからか、くすぐったいのか、直ぐにキャァキャァ言い出して喜んでいたのでAlright ! Good Girl ! と言いつつ手を離し、キョーコが私も匂いを付ける!とママの匂いもパパの匂いも取り合いで付けまくる様にお互い抱き取り合っている、今も抱いて枕の様に使っていたパンダのぬいぐるみをそ~っと分からない様に取り上げた。


( ふふっ。キョーコの香りがする。 )

自分も彼女も同じベッドで、お互いのサイドに転がった時に香る、香りの違いに気付いていた。

自分にとっても眠くなる安心感の彼女の香りを漂わせたそのパンダを、運転席と助手席の真ん中に置いたりして、バイリンガルに育てたく英語で話しかける係の俺は、そのままずっとパンダを動かしながらセサミ・ストリートの人形劇の如く、後ろから姿の見えないまま英語で話しかけていた。

都内に入って少し渋滞が増えてきた頃、家族の命を預かるパパとして運転に集中していたら、手渡したパンダで一人遊びつかれて、いつの間にか眠っていた事に気が付いた。

そんな事もあったので、さっき寝たばかりと知っていた俺は起こさないように声を掛ける事無くドアの閉ボタンを押していた。


ふふっ。


思わず微笑んだのは、車中子供がパンダに一生懸命話かけていた事。
自分はパンダを動かしながら話していた時、ヴ~、ヴ~と首を傾げている様な声に時々混ざる ダ、ダ。

その ダ の発音に、ハイハイ、Daddy、 DA・D・DY  DA・D・DY と、気付き思いっきり言い聞かせていた俺。

ついでに日本語に無い、ヴ~に気付いて・・ He~y, soooo gooood girl ! Nice your V’s pronunciation ! yeah !と、V の発音にナイス!と褒め称え、思いつく限りの V を・・・

V as Victory ! V as Vase for rose , V as Veni , V as Vidi , V as Vici , V as Vincent , V as. . .ん~ Vincent ヴァン・ゴッホ、V as . . . ん~ ヴェルサーチ V as. . . . .ん~~~~ と、いろいろなV を言い聞かせていたりもして、間にダ~ディ!ダ~ディ!Yeah~~!と盛り上げていた。


ここに来るまでには、完璧にダディを覚えてくれた子供に嬉しくなっていた。

それに・・・


( も~~キョーコ。そんなに、蓮って続けて言わなくてもぉぉ~・・・)



「 そっか・・・お子さんも・・・」

「 はい。蓮も出産の時、立ち会ってくれまして。 」

「 へ~~・・・・」

「 そうそう、今居ますよ。蓮と私の赤ちゃん。 」

「 ・・あぁ・・敦賀さんのお子さん・・・」

「 はい。蓮の子です。 」


ちょっと待っててください。と言いながら、助手席のパワーウィンドーのボタンをグィ~ンと下ろしている。

子供が寝ているので大丈夫。と目の色を心配してか、キョーコも起こそうともしなかった。
窓の外から二人で動物園の様に覗いて・・・それには、パンダやペンギン、熊などの丸くて左右対称正面向きのぬいぐるみ。
そして社さんがいつかのバレンタインにビックリするほど頂いた、丸くて可愛いワンちゃんのぬいぐるみを全てくれた為、そんな丸いぬいぐるみ達がモリモリに後部座席に埋まっている事もあってか、その中に埋まる様に寝ている赤ちゃんを、動物園の観客の様に見ていた。


( そう俺がした・・。)

京都からの帰り道、あまりに喋りすぎて喉がカラカラだった為、一度水分補給に降りたのだけど、ママがいるから大丈夫?かな~・・っと、よし30秒。と自分で決めて急いで行って来た。だけど帰ってきたら泣きそうだった為、ほらほら、ほらほら~!とぬいぐるみを後部座席の後ろ荷物の場所に置いてあるところから、モリモリに出して埋め尽くしていた。


「 ふふっ。 」


( でもお気に入りは、パンダ。)
 
そう思っていた時に、キョーコが後ろを覗き込こんで話しかけてきた。


「 あれ?蓮、ジャケット掛けた? 」

「 ん?あぁ、今そのバックシートに掛けたけど? 」


取り忘れた物があってもう一度、そ~っと眠り姫を起こさぬ様に手をドアに掛けたまま開けて見ると、確かにバックシートの背もたれに掛けたはずのジャケットが後ろからは見えなかった。

もう一度そ~っと、お休み、Daddyの夢を見て下さい。と小声で言いつつドアを閉めた。
横の開けられた窓からキョーコと一緒に覗いてみると、その可愛いさに顔が崩れそうだった。


「 ちょっと仕事、仕事。いつも通りの敦賀蓮で。 」


そう小声で肘で小突かれると、一瞬Daddyの久遠ヒズリから敦賀蓮の魂がひゅっと抜けたものが、彼女の言葉で敦賀蓮がひゅるっと帰ってきた


「 はいはい。ラブストーリーがんばって色気を出してまいります。 」

と、こちらも小声で返していた。


その可愛いプリンセスと、愛しのクイーンになったプリンセスの為にも・・・


( よしよし、後でもっとたくさん抱きついておこう。 )

そう思ったのは、この子の一番のお気に入りは・・・

・・・・パンダでは、無いらしい。


背もたれに掛けたはずの俺のジャケットを、抱きしめて眠っている。


( はいはい。Daddyの香りが好きなのね。 )

パンダに勝る、俺。


なんだか自信が湧いてきた。

そりゃそうよ。私の子だもん。とも、敦賀蓮と傍に居て落とされないヤツは居ないんでしょ?とも、どれだけの人が貴方をNo.1に選ぶほど居るかとは知っているでしょ?とも・・・

それは、男冥利に尽きる。
自分の人生の転換の瞬間だった、あの15歳の時に、引き出しを開けっ放しでタバコの処理も忘れて出てきた甲斐があったもんだ。と思っていた。


この事は・・・


決して忘れる事はないだろう


自分の転機を決心した2つの時を。



感動のあまり流した、いや・・勝手に流れた涙。
ベッドに伏せて手を握ったまま眠っていた自分の気が抜けた時にも、どんなに自分は緊張していたのかと思えた事。

それには・・・

思い出した事があった。



自分が彼女へのプロポーズを考えた時・・・

どうしようか・・・

そう思った時の緊張・・・


でも役の中でなら何度も何度もさせられたプロポーズ。
その役をしていたのは自分だけれど自分じゃない、敦賀蓮という名の自分の人生での役が、さらにしている役であり、それに関して何も感じた事は今までにただの一度も無かった。
この敦賀蓮の役を付けた瞬間が、15歳のあの引き出しを開けっ放しで出た時から始まっていて・・・

俺はソイツに成って、その自分に・・・

初めて “ ファンです。サインください。 ” そう差し出されたペンとTシャツ。

えっ・・って思った撮影所からの出待ちのファンの子に・・・

初めてこの名前を書いた事。


今でも忘れない心の中に生まれた喜びで・・・

こうしているうちに、どんどん撮影所に出待ちの子も増え始めて、この大きさと大人っぽさはアメリカ人のものだけれど、それを生かすようにと社長に言いつけで大人の役ばかりが回る様になってきて、勘の鋭い社長の事。それを監督や世間に直ぐに見初められるようになり・・・

自分より年上の大人の方々からのラブコールにも、平気で応えられる様になった自分。

いつの間にか、早く大人に成りたいと願っていた15歳の時の事を思い出すことも無く、大人の仲間に入っていた。まだ10代のうちからの自分の人生としての芸名の名前は、いつしか日本で本名と思われて、自分も普段からその名と共にソイツに成り切る様になっていた。


キョーコだけ。

その中で、キョーコ1人だけが自分の事を、年相応に見てくれていた。

彼女、キョーコに出会ったのは、必然の偶然でもその時がやってきただけと、このプロポーズにも自分の運命の時がただ来ただけと考えて・・・・



一日中、一日中、一日中・・・・


花を贈りながら、ずっとずっと考えていた。

彼女が自分の事を久遠ヒズリと知ってからは、とても気が楽でもっと心が傍に寄れたと感じて・・・



だから、敦賀蓮の人生と・・・


さよならを・・・・・




実物大の自分とは、自分の中で芸名として分けたいと、心が思い感じた瞬間だった。

ただその時が来ただけと自分の心に言わせたのは、それまで変わらなかった自分にだった。

子供が生まれる状況下を目の当たりにした時、9ヶ月の中にどうしていいのか判らなかった始めの頃。
カインヒールで居た頃の何も変わらないまま恋人に成って、浮かれて時が過ぎ、突然来た・・・

その時も・・・


“ しまった ”


一瞬そう思った自分。
彼女がバスルームから出てくるまでの間、廊下で自分の事を考えていた。
でも体の変化がある彼女の事を、いつの間にか気付いたら考え出していて・・・

今まで、自分に黙っていたのだろうかと・・・

自分には分からない彼女の気持ちを考え出し、でも自分が愛している事に変わりは無くて
心が愛していると感じていて、もしも本当だったら

自分がするべき事は、彼女の思うままにして欲しいと彼女の事を考えていた。

自分がどれだけ愛しているかを感じて欲しくて、彼女のしたい方に協力するだけだと、それが最善の対処なのかと思っていても

それには賛成も反対もする事無く自分の感情は、彼女と同じで居たいと感じていたその“ 時 ” で・・・・


産みたいと言われた時、自分は・・・


その時が来たのだと、ただ思っただけで・・・ 躊躇う事なく した一本の電話。

今まで一度も自分からする事無かったクーへの電話は、始めの頃の自分からはしないという反発の気持ちの強かった頃と違い、日本でクーと出会った後、何度も躊躇っては掛ける事の無かった電話だった。
今まで何も連絡を取らないで居た自分。日本に来て以来のクーとの電話。
無言で飛び出して、無言で生活をしてきて、クーと日本で逢った時も、面と向かっては久遠に成れなかった自分。

敦賀蓮が保津周平のリメイクに選ばれるのも必然だったのだろう。
そんな事も伝えたかった時と、自分が人生に侵した自分の身勝手な行動で亡くした友に、あの頃の目を背け逃げ出してきた自分に還る予感のした自分の事も、話したくても話せなくて
それでも自分はクーに、貴方の息子は貴方の幻想の中にまだ居ると伝えたくて、久遠には成れなかった。

そんな自分が・・・

彼女の決心を自分の人生の転機と感じて・・・

子供が生まれるまで、心の変化に気付きはしていたものの、実際には何も変わらないままだった自分。

産みたいといわれた時の自分にショックがあったかと言われたら、素直に彼女の心配そうな顔に微笑んでいた自分。
それが、自分の本心で・・・
自分が起こした間違いとかと罪悪感を感じる事も無く・・・

ただ、彼女の見詰めたその未来が・・・

自分の子供と居たいと願ってくれた事だけが・・・

母親から愛を与えられなかった彼女が大きな決心で、自分に言ってくれた事が・・・

ただ・・・

嬉しくて・・・・

君の見詰めた未来の想像の中に、どうか、自分を傍に置いて欲しいと・・・

心の底から、愛を・・・幼少期の愛を乞う彼女の様に、自分の心が素直に願っていた。


ただ目の当たりに肌に感じ震える感情が自分を勝手に震わせていて、勝手に涙が溢れて止まらなかった瞬間も、自分も新しく生まれ変わったと思えていた。

その時は、敦賀蓮との心の決別を自分が初めてしたくなっていて

だからその為に、彼女、最上さんにも・・・

自分が初めて人生に喜びを感じた、初めての転機の名前 敦賀蓮 から

久遠ヒズリと最上キョーコに祝おうと思った事。



それでも自分は、自分が思っていたほど強くは無くて

もう一度 久遠ヒズリに成りきれて居なかった自分への・・・


花開く、もう少しだったと・・・


自分の心にも数日間の


突然訪れる時を創ろうと、運命に任せたいと思っていた。


心が愛していると叫びを上げたくて、でもそれを彼女に伝えるには、敦賀蓮という役から抜け切れていなく、自分が自分に創ったタイムリミットだったのかもしれない。

毎日、毎日・・・

あれから、彼女は・・・

外に出る事無く、自分の事を・・・



“ 久遠 ” って、呼んでくれている間に、



自分が仕事に行く時にだけ敦賀蓮の役を付けて外に出れる様に成っていた。

それから、彼女には・・・・・・





「 うふふ。そうなんですよ、蓮の香りが大好きで・・・」


くるっと振り返ってキョーコが、忘れそうだった百瀬さんに話しかけた。


( も~いいよ。そんなに蓮って言わなくても~・・・)

なぜだか俺がさっき、蓮って呼んで。とは、寝ぼけて家の様に、久遠っ♪ってウッカリ言わない為にだったのにも拘らず、敦賀さんではなく、蓮と人前で何度も呼ばれ、自分はハッキリいって・・・照れていた。

人前で俺が彼女の事をキョーコと呼んでも、彼女が俺の事を蓮と呼んでも、隠す必要の無いこの今は、違う意味で幸せだった。
子供の前だとDaddyとママに成る幸せとも違い、恋人同士の時の様な気にさせられる。

ずっとずっと、最上さんと敦賀さんで・・・

彼女と不破の様に・・・

キョーコ。とも、ショータローとも、人前でも呼び捨てで呼び合えるアイツとの幼馴染みの関係に、自分にも子供の頃キョーコちゃんとコーンの関係があります。と心の中で・・・

ずっとずっと言いたくて、素直に言えるアイツに嫉妬していたのかもしれない。

今は蓮・・・

旅行中は人前で久遠と呼んでくれていたけれど・・・

入籍してからは2人の関係を公にする前に、育児休暇に入った彼女。
仕事で表に出る事の無い彼女から、蓮 と人前で言われる事はなく、その為何故か照れていた。


________ I really love you so very much and a lot . . . Kyoko



「 じゃぁ、キョーコ、行ってきます。 」


その言葉に気付いて振り返ったキョーコに、車のキーを差し出した。


「 あぁ、今 後ろ閉める時、貼っておいたよ。 」


そう声を掛けてキーを手渡した。
あれ?キョーコちゃん、免許取ったの?と聞く百瀬さんに、はい。ついこの間。と返すキョーコには・・・

自分が15歳の時の16歳とのほんの少しの年の差に感じた劣等感の様なものを感じて欲しくなくて、ベビーシッターに任せているのだから。と芸能活動が再開する前に免許を取りに行かせていた。


後ろに貼ったのはもちろん、初心者マーク。


初心者が運転するにはきっと難しいだろうけど・・・ぶつかっても車内安全。
ぶつかっても壊れな~い。の発想で作られた外車メーカーの車は、いかにもアメリカ人の俺が選ぶ車らしいとは買う時に自分でも思っていたのと、右利きなら右が真ん中、右手が自由がいいよ~と乗せておいての・・・
始めから左ハンドルに慣れて。との・・・

アメリカに行ったらの未来へのつもりだった。


キョーコをばいばい。と早くて悪そうな見た目と裏腹に、ノタノタもたもたしつつ、窓から手を出して振っている、その手が窓を閉めるまで俺も振り返していた。
そんな見た目スマートなのに、運転技術はスマートでないヨロヨロしている自分の車を、見えなくなるまで見送っていた俺。

後ろで百瀬さんが、あれ?と言っていたのに気付いていたけれど、歩き出していた。
ロビー前に止まっていたタクシーから出てきたのは、社さんだった。


「 おっ、蓮。丁度よかった。 」


降りて来た社さんに、おはようございます。と言いつつ、ど~だったぁ、京都?なんて百瀬さんの前で聞かれたくなかったので、後ろを歩いてきた百瀬さんの方に気付いてもらいたく、視線を百瀬さんの方に向けていた。

あれ、お前。今日、手ぶらか?と聞いてきた社さんには、そういえば車が違うの見られなくて良かったかもしれないと思いつつ、百瀬さん達と中に揃って入っていった。


社さん。貴方から頂いたぬいぐるみ。

それらの入っている車を注意された俺は、ん~まぁ、確かに・・・人にあげちゃった。なんて見られたくないに違いないと、もしも社さんに差し上げた人が見たらとは、社さんから注意を受けた時思っていた。


ね。社さん。社さんの車だと思われても、子持ちだとは思われたくないですよね。

俺のスケジュールの為に恋愛も出来なくなった社さん。社さんには少しのチャンスも逃さないで欲しいと・・・

自分の幸せをお互いにノロケ合える時が来る日を、楽しみに待っている。







_________ カット



もう一度、おねがいしま~す。




監督の声がセットの中に届いていた。


「 そうですね、一度、休憩挟みましょうか? 」


緒方監督からの言葉の意味が自分にも、大変よく分かっていた。
なるべくなら、1発OKで終わらせたい・・・

濡れ場を含むラブシーンの撮影。


( う~~ん、京子だって初めてで1度目でOKで、アドリブ入れて2度だったけど・・・)

そう思っていたのは百瀬さんにだった。


でもあの映画が公開されてからと言うもの、自分に回ってくる他の監督からのオファーも・・・


“ クレオパトラとの時の様に。濃厚に。 ”


とのご注文には・・・


( アレは・・・奥さんだから・・・)

・・・なんて言い訳が出来るわけが無かった。

なんだかあれも、俺達の関係を知っていた近衛監督にやられた感があったのと、キョーコだからこそのアドリブで・・・

・・・とも言えず~~・・・・・・


( すみません・・・アドリブには、お答えしかねます。 )

まぁまぁ、ご結婚された意味もわかります。と こそっと言われるほど、キョーコとの多数のラブシーンは様々な監督や演出家から大好評だった。



バスローブを着るまでもなく、実はまだ脱がされる途中だった。

緒方監督からのご注文は、“ 緒方 ”監督らしい・・・


“ ベッドに入るまで。でも、濃厚に。 ”


( その先は、きっと撮れない程ウブなのだろう。 )

実はコレ・・・
家でキョーコに練習させてもらっていた。


ん~~、こうか? いや、こうしてみて?なんて大きな鏡の前で2人で言い合い、脱がせ合いをいろいろ試している内に、盛り上がって最後まで・・・

・・・なんて、こちらは実に楽しい繰り返しちゃった練習だった。


キョーコも、ここまでなら許す。という範囲があるらしく、それじゃぁここまでで・・・もっと色気が出る感じの角度かな?と、俺の全てを知る奥様お墨付きの設定のまま実践していた。


百瀬さんがDark Moonの時の俺と反対で、どうも同じ箇所でフリーズしてしまっていた。


( 何か・・・それとも俺がする事に・・・)

トラウマの様に思い出す事でもあるのだろうか?と考えていて、どうしたの?と役者根性逞しい百瀬さんに聞いてみた。

朝のキョーコとのやり取りに、俺が結婚しているのを目の当たりにして、共演者キラー呪縛が解けたのか?とそんな事も思っていた。


( 自分が解いてしまったのなら、また掛けるけど? )

止まったままでいる百瀬さんの顔を下から覗き込む様に、屈んで首を傾げた。
覗き込んだまま百瀬さんの瞳を見詰め、1,2,3と数えた後に、にこっと微笑んでみる。


( まぁ、撮影中だけ。掛かってくれないか? )

なんて自分勝手な事を思いながら、何個か開けられていたシャツのボタンを、下から見詰めたまま一つ一つ閉めていた。


休憩が挟まれたスタジオでは、ドタドタばたばたドッカン、お~スマン。ってな、いろいろ美術さんが後ろで動き始め、セットから出た方がよかろうと歩き出したら、メイクさんがハイどうぞ~。と言ってティッシュを差し出してくれたので、ぴゃぴゃっととって唇を拭いてみた。

でも・・・


自分でもキョーコ以外とは、なるべくしたくないキス。

上手~~い角度と距離を・・・
カメラの位置をきちんと確認すれば以外に出来るか?と、キョーコとキス中に思いついたのが切欠で・・・

これも、家でキョーコと練習した結果。


完璧にしてる様に横から見られても、一瞬手を被せ~、頬にそのまま伝わらせ~、ちゅっちゅしている様に離しつつ~、角度を変えつつ~、親指で唇を撫でる様に隠し~・・・とか?

・・・ん~濃厚さは?

じゃぁさ・・・

いいんじゃない?あとは、蓮の表情で。どーにかいける?

だね~~~ありがとう。

うふふ・・・あん・・クオン・・・・


・・で、そんなキスの練習のお礼に、また本当にキスをしていたら、本気に成り~~~・・・・

・・・・・・で、もちろん最後まで。


練習の為に濃い色のルージュを塗って、着いていないのも確認済みのその結果。

でも後は・・・

俺もキョーコも本気に成った後、体中に着けられて、自分の唇周りに着いているのも構わず、キョーコの体中に着け返しての、さらに盛り上がってしまった


(・・・実に楽しい練習でした。 )

なので、メイクさんに貰ったティッシュを唇に付けたのは、逆に何も付いていない事を確認していた。

百瀬さんもティッシュを、パパッと取っていたけれど、
手に持ったままでフリーズしていた。 

それには彼女は・・・

俺の唇が触れていない事を知っているからなのだろう。






_____ バスローブ要る?逸美ちゃん。


いえ・・・とマネージャーに言っただけで、ボーっとした様な一点を見詰めたままの百瀬さん。



「 蓮。楽屋に戻るか、この休憩? 」


自分はこの休憩中・・・
この練習を付けてくれた演出家、キョーコ・ヒズリの事を思い出していたので、時間的にさっさと終わらせて帰りたかったけれど、相手役がムリだと思うから・・・


「 ハイ。楽屋で。 」


そう素直に、キョーコに電話したくとの意味を込めて・・ “ で ” と、ニッコリと返していた。

お仕事の無い奥様は、お家に無事着けたのだろうか?との心配も有り、ここを出てからこれだけ何時間か空いていれば、さすがにご飯のお買い物に寄ったとしても、自分だとものの30分かからない、上手くいけば20分ぐらいの距離に着いているだろうと電話を掛けたかった。

手を差し出すだけで、あぁ、電話か?と気付いてくれる敏腕マネージャーには感謝したい。

携帯を受け取りながら、視線を向けていたのは百瀬さん。
百瀬さんはマネージャーに、何気なく差し出されていたままのバスローブを手に取り、ぼーっと歩いて、俺の前を通り過ぎて行った。

電話を耳に当てて、呼び出しコール音中だった俺は、自分の目の前にひらっと落ちてきた、握り締めた後のティッシュペーパーを見ていた。


( まぁ、引き止めて落ちたよ。って言わなくてもいいだろな。 )

そう思いながら電話を耳に当てたまま拾い上げ、自分の手の中で くしゃっと丸めていた。
いくら待っても長い呼び出しコール音。

何か、あったのか?と思いながら歩き出し、スタジオを出たところのゴミ箱にティッシュを捨てようと手を開くと・・・


自分の開いた手の中にルージュが付いていた。



えっ!と思い、まぁ百瀬さんの・・・と考えたけれど・・・
通り過ぎた時の彼女はメイクの乱れもなく、それに手の中のルージュの色が違っていた。


長いコール音も取り上げられず、こちらが気になったけれど、この手の中のルージュは、キョーコの朝していた色だと思いだしていた。

あれ・・そういえば、ポケットに入れたな。とは思い出すも、ズボンのポケットに手を入れるも、何も入っていない衣装だった。どうして?と思い、百瀬さんを追いかけた。





「 ねぇ、百瀬さん? 」


自分の楽屋に入ろうとしていた百瀬さんを、そっと呼び止めた。


「 これ、落ちたよ。 」


俺に気付いてこちらを向く彼女に、自分の手を開くことなく握ったままの手を差し出した。
なんですか?とその軽い握り拳の手に注目している彼女が近づいてきたので、その耳元にさっと寄って小声で囁いた。


「 いや、開かない。何だと思う? 」


そのまま壁に寄りかかり、電話を持っていた手で口元を隠していた。


「 あのさ・・・コレ。どこで拾った? 」


手の中のティッシュは丸め見せる事なく握ったまま、彼女を見詰めながら聞いていた。
百瀬さんは、メイクさんから受け取ったティッシュを持っている。

腕に掛けたバスローブのポケットに手を入れた百瀬さんを見て、やっぱそう。と思っていた。


「 コレ、誰の? 」


言葉の無い百瀬さんに続けた。


「 これさ、俺か、キョーコの。知ってた? 」


ですよね・・・と小声で俯きながら返してくれる百瀬さんを見ていた。


「 敦賀さん。私は貴方を・・・」


そう言いかけた百瀬さんを、無表情で見詰めていた。
それは困ると、自分が彼女に向けていた顔は、Dark Moon で嘉月が美月に向けていた表情と同じだと自分で思っていた。百瀬さんの言葉を被せる様に遮ったのは・・・


「 そうじゃぁさ、やっぱり百瀬さんが持ってたんだ。 」


あっ!とした顔の百瀬さんに続けて言った。


「 どうして言わないの? 」


その言葉にびびったのか止まった百瀬さんを見ていた。


「 俺、自分が落としたかと思ったんだよね。 
 俺がスタジオでティッシュに口を付けていたから・・・
 それ。って誰もが思ったはずだけど? 」


俺のその言葉には直ぐ・・・

 
「 いえ、私は分かってましたから。 」


ふふっ。だよね。と微笑み返しながら首を傾げて見ると、安心した様な顔だった。
コレが原因?と、そのまま、どうして演技が出来なくなったのか、聞くつもりだった。 
でも、百瀬さんは俯いて顔を背けて言い出した。


「 敦賀さん・・・私・・・ 」


ん?なに?とそのまま話しやすい様に微笑みかけていた。どうぞと促すと・・・


「 私、前に優しいキスを・・して・・・
 欲しいとは思いましたけれど、唇を重ねる事無く・・
 雰囲気だけ出されるのは・・・ 」


その言葉に、じゃぁ演技の中だけでも構わないって事なんだとは理解は出来るものの、俺にはその気は全く無い訳で、役者としてなら・・・

俺に惚れて欲しいと・・・そう思って、百瀬さんの言葉に被せていた。


「 そう、一応・・・俺、役者だから。
 それに・・・
 悪いけど、俺、結婚したばかり・・・ 」


そう言いかけた時、朝のディープキスを想像されていると思った ずっと口元に当てていた手の中の携帯から、もしもし?とディープの相手の声が聞こえていた。

あぁ、キョーコ出た。よかった・・・・

そう思いずっと鳴らしっぱなしだったコール音。彼女の普通の声に安著して、思わず微笑んでいた。

_____ もしもし?もしもし くお・・

そう言いそうだったキョーコの声に、百瀬さんにも聞こえていると思っていた。だから・・・


「 もしもし、俺。蓮。 」


そう言うと、あ~だよね。ごめーん、コーンの缶開けてたとこっ!と誤魔化す事も、自分の事を蓮と呼び直すのは、社さんの前だとしょっちゅうの事なのでキョーコは直ぐ気が付いてくれる。
耳に当てたまま彼女の会話を聞いていたのは・・・


_____ ん~、どした?ごめんね。今一緒にお風呂入ってたの。それでね・・・
   お風呂の中で、Daddy って言ってたよ。めずらしくない?


その言葉に、思わず にへら~っとしてしまった。

普段アメリカでは、女の子はお父さんとお風呂にはどんな赤ちゃんであっても入れないのである。
Porn Child Abuse と云う問題の多いアメリカ。
どんなママの事情があってもパパはお風呂に対して、何でも話し出す歳にパパとお風呂で。と言い出して、勘違いされるのを防ぐ為だった。なので、自分が子供とお風呂に一緒に入った事もなければ、キョーコはしっかり理解して、俺が居ない時に入れている事が多かった。


( なるほど。さっきのしっかり覚えたって事だ。 )

偉い偉いと思いながら、にへら~の顔を見せたくはなかったので、キョーコの会話に耳を傾けながら顔を百瀬さんから背けていた。


百瀬さんからは視線を外し顔を見せない様にしたものの、演技の話し中だった百瀬さんを置いては置けないので・・・

キョーコとの会話を、少し百瀬さんに聞かせてもいいかと思い立っていた。

百瀬さんには、役者として惚れて欲しいとの自分の演技の方を見て欲しいとの想いで、背けていた顔のまま視線だけを百瀬さんに向けた。

そしてそのまま百瀬さんの目を見詰め無表情で、電話口のキョーコに返した。



「 キョーコ。んん、ただ無事ついたかな?ってさ・・・
 確かめたかっただけだから。ごめんね。忙しいところ。 」


_____ あぁ、ありがとう。ごめんね・・・

   お仕事中の・・・

   そっちの方が忙しい蓮に、そう思わせて。



そのキョーコの言葉を、何がしかの時代劇。自分には全く回ってこない侍役の印籠の如し・・・

・・・百瀬さんにも聞こえる様に電話を向けていた。


( いい?・・・仕事だよ。百瀬さん。 )

自分はそのつもりで居る。だからこのキョーコの言葉が百瀬さんにも聞こえているといいと思っていた。

キョーコだって俺のラブシーンなんか嫌に決まっている。それは敦賀蓮専属演出家のキョーコヒズリから家で直々プライベートレッスンを受けた時、彼女の気持ちを自分は十分理解している。
でも、仕事と割り切ってくれるその・・・

俳優としての心は演技の中でなら無効とは、不破にキスをされた時からある事を、自分はずっと感じとり先輩として彼女を想い、応援してきた。だからもう一度・・・

京子の先輩である百瀬さんの方に顔を向け見詰めたまま、もう一度携帯を自分の耳に当て直し電話先に返事を返す。


「 キョーコ、愛してるよ。 」


_____ んふっ。私もね・・・あい・・



その言葉には・・・



し――・・・


「 あぁ、いいよ、今言わないで。
 俺が家に帰ったら・・・

 夜・・・
  ・・・俺の腕の中で言って。 」



_____ うふふ。は~い。ラジャ~そうします。



きっと、キョーコは電話の向こうで、ぴしっと敬礼している事を想像していた。
またそんな想像に、ニコニコしながら電話を切り、百瀬さんにそのまま微笑みを向けた。



「 ごめんね。百瀬さん。さっきの続きだけど・・・

 俺、結婚したばかりなんだよね。

 役者として俺に惚れて欲しいとは、思うけど・・・ 」



とは、キョーコが最上さん時代、仕事バカの百瀬さんと仕事バカの最上さんは、2人とも演技の方に恋愛の感情無く出来る間柄である事を、自分だって嘉月をした時に気付いている。

その時のキョーコは、仕事の事ではない意味の判らない俺の怒りにも、しっかり俺を仕事の方に心を向けさせてくれたほど、役者バカだって自分の経験上判明した事も、そして百瀬さんもそうだったよね。と、キョーコと気が合うほど演技が好きなんだよね。と、諭していた。


「 それと違うの? 」


自分が静かにそう聞くと、百瀬さんも俯きながらではあったけれど、静かに言葉を話し出してくれた。


「 私、敦賀さんがキスが出来ないのは、構いません。
 それでも貴方の演技には、本当にされているかの様で
 それに自分でも分かっているつもりで続けていました 」


けれど・・・


そう続けた百瀬さんの言葉は、自分に覚えの無いものだった。



「 自分がそう思って続けていたけれど、敦賀さんのシャツのボタンを開けていて

  どうしていいか・・・ 突然・・・・・分からなくなってしまって・・・・」



百瀬さんは目を瞑ると、使う事のなく手に持っていたティッシュを目に当てた。


言葉が続かなくなった百瀬さんを見ていたけれど・・・
百瀬さんには唇を重ねなかった俺と、このルージュの付いたティッシュが原因ではないと思っていた。


でも、この俺の手の中のティッシュ・・・


思い当たったのは俺のジャケットから、子供が取ったものだと思っていた。


( なるほど・・Daddyがママにするキス。それが嫌で、窓からポイしたんだな。 )

とは、ここ最近やたらいろんな物を投げる様に成ったのも、腕力の上がった証拠だと喜んでいた事も思い出していた。


( でもね、ごめん。君の事は愛しているけど、ママの次かもしれない。 )

そんなことまで考えられるほど、俺には・・・
自分の子の父として、君と君のママの為に、そして自分が経験した父親クーの・・・

栄誉と自信に満ち溢れていた喜びの瞬間を

あのキラキラ輝いていたクーの顔を、忘れない。

そのキラキラを君に見せて与えてあげたい、一生忘れない思い出を・・・




あの像を宝物にしたかったクーだろう

でもクーは、自分の部屋にそっと飾ってくれていた。


自分が大きくなって行く内に気付いたのは、クーはそれ以上の想いで

自分の事を宝物だと思ってくれていると・・・

あの優しく美しく純粋なクーからの気持ちを

ずっと途絶える事無く与えられて来たはずなのに

それを受け止める事が苦しくなって、逃げ出した自分には

何かをクーに返すとしたら・・・




“ Chue J ”



その名前



与えられた優しい心と愛情を、受け止めた証として・・・


クー・ヒズリのジュニアとして、自分が栄冠を取る事だと思っている。



未来の想像の希望という名の見えないものに、見えるものとして考え始めた時

そんなに遠くない未来に、あのキラキラの輝く思い出を自分の子にもあげたくて

そしてそれは、お腹の中に居た時からもうデビューした、自分の子への

先輩としての想いも込めて、クーの様に自分も・・・

人生も俳優としても先輩で有りたいのと、家に帰ったら優しいDaddyとして、愛を捧げ続けたいと・・・




・・・・とは、自分はクーの遺伝子を受け継いでいると思えるほど、重苦しい愛の親バカだった。




そんな・・・納得!なんて事を1人で考えていたら、百瀬さんが何時の間にか話し始めていたので、そちらに顔を戻した。


「 私、突然演技の最中に・・・そのティッシュが思い浮かんだら

その後、キョーコちゃんが思い浮かんで・・・ 」


( やっぱりそうだったの? )

その百瀬さんの言葉に、今さっきキスは構わないと言わなかった?と矛盾している百瀬さんの気持ちは、仕事とキョーコへと俺に対する感情と混ざり合った複雑な気持ちなのかと思えていた事だった。

不破だって・・・

今朝・・・

キョーコに対してと俺に対してと仕事と複雑な気持ちで居た事を、お父さんから聞いていた。
だから、結婚したと自分で自分の口から、百瀬さんにも伝えたいと思い、冷たく心を離した事だったのに・・・



「 敦賀さんがするキョーコちゃんとのキスは・・・

 あの雰囲気でそのまましていると・・そう思い始めて・・・ 」



「 ・・・うん。そう、そのまま。 」



この言葉は気持ちを向けてくれている百瀬さんには酷で冷たいかもしれないけれど

自分にはキョーコへの深い愛も変わらなければ、子供の頃の思い出に京都の河原で


そう今朝・・・


運命を感じ、やっとこの時が来たと・・・

自分の心が言葉のない震えを止む事無く、瞼に涙を見せていた

それに代わるものもこの心には無く、それにこの美しく優しい存在になった思い出は

一生自分の中・・・

心の中にも、頭の中にも・・・

消える事無く残るものだと

その感情を自分にくれたのも、作ってくれたのも

その全ての人生の中の一瞬を、共に過ごしてきたのも

キョーコしか俺にはいない・・・・・




キョーコへの気持ちは自分の中に永遠に変わる事の無いものだと、百瀬さんには はっきり言わなければ成らないかと、そう思って溜息を付いた。


「 あのさ・・・」


そう言い掛けた時、百瀬さんが遮る様に言葉を被せていた。


「 でも、判らないんです。 」


その複雑な気持ちだと云う事は、自分で解決して貰わない事には、俺にはどうしようも無い事だと思っていた。けれど・・・
 

「 だって、キョーコちゃん。口紅なんて着けて無かった。 」


百瀬さんの強く言ったその口調に驚いていると、今度は静かに話を続け始めた。

  
「 ただ、お2人がお互いにバイバイしていた・・・
 左ハンドルの敦賀さんの車から出ていた、キョーコちゃんの左手と
 敦賀さんの振っていた左手に、キラキラお互い光っていて

 そうだ・・・結婚したんだ。って・・・

 本当に自分は思って仕事に向かおうと思いました。
  
 その時に見つけた物なのに、自分がただそう思っただけの・・・
 自分の勘なのか、なんなのか・・分からなくて・・・
 ただの自分の想像だけが、頭の中に浮かんだだけだと・・・ 」



その百瀬さんの言葉に、そ~かも。俺が自分でキョーコにキスをしたとばらした様なものだった事に、気が付いた。


「 そう、だから今の敦賀さんの言葉を聞いて確信しました。 」


そう?と微笑んで返していた。それでは、演技は何で止まったの?と、今度は俺が分からない事だらけに成っていた。

あの~・・・と言い出しかけた百瀬さんには、うんうん。大丈夫言ってみて?と促した。


「 敦賀さん? 」


目を瞑り一度だけ大きく息を吸い込んで、ふうっと吐きながら目を開けた百瀬さんに向けられた笑顔は、いつもの明るく前向きな百瀬さんだと感じて、仕事が出来そうと安心した。


「 どうした? 」


自分から切欠をあげる様に言い難そうにしている百瀬さんには、自分には分からない事を言って欲しいとキューのつもりで声を掛けていた。


「 そこ・・・」


指さされたの俺の胸だった。自分で指された胸に片手の平を当て、ここ?と聞き返したのは・・・

“ 心 ”

自分にはその心が無いと言いたかったのかと思い、だから、役者として・・・と、言い掛けた時、ニッコリ微笑んだ百瀬さんは明るい声で話し始めた。


「 さっき敦賀さんのシャツのボタンを、1つずつ開けていて・・・
 色々考えて止まりましたけれど、敦賀さんからハッキリお聞かせ願えた事で、
 よし。と・・・仕事と感情を変換する事へ、自分の心が変われました。
 ご迷惑をお掛けしました。もう平気です。どうぞ宜しくお願いします。 」


「 そう・・・ 」


でも自分には何故だか分からない・・・
その胸。って何?俺の心がここにあらずの・・キョーコとの練習を思い出していたとでも言いたいのか?と思っていたら・・・
 

「 お2人はご夫婦だと吹っ切れましたので、
 そういう事がある事も、お子さんを見ると判りましたし 」


益々分からなくなっていた。百瀬さんが言う、そう云う事?とも、夫婦だし?との指摘。


「 ふふ。敦賀さん。でもそれ。
 監督はまだ気付かれて無いと思いますよ。 それは・・・
 メイクさんにお伝えした方がいいかとも、思いますよ。 」


・・・すみませんでした。

頭を下げた百瀬さんは、ウキウキしながらスタジオの方に戻っていった。



その百瀬さんのスキップしそうな背中を見ていた。

頭の中には、ソレ。と言われ指さされた自分の胸。


( メイクさん・・・?)

なに、それ?と全く覚えの無い指摘とアドバイスに、心を指していたのではない。と・・・

全く頭の中が 思いっきり???だった。

傍の自分の楽屋に入り、鏡の前でシャツのボタンを、百瀬さんがどう見ていたのか
彼女が俺のシャツを開いた様に、確かめながら自分で開けていた。


( あれ・・?いつの間に?)

自分の胸には、たしかに・・・・百瀬さんに言われた通り、付いていた。

赤い、キスマーク。


( えっ!? )

この覚えの無いキスマークに・・・・


ん~・・・なるほど。キョーコとの思いっきりのキスを、ティッシュのルージュで思い描き、そんな事をしてますよ。と思わせるには、じゅ~ぶんな2つだったかもしれないと自分でも思っていた。


( でもな~・・・?)

この全く覚えの無いキスマーク。

それに頭を捻り思い出そうと・・・
ルージュでキスを体中に着け合った時を思い返していた。

キョーコはもう俺の体に付けないとは、仕事上の事に気を使ってくれているし
それに誰に嫉妬を向けるまでも無く、お互いの手にいつも・・・

今朝だって・・・

石を空に翳した時も


その左手とこの左手には重ね合わせた想いも込めて、見た目でわかる結婚指輪をしている自分たち。
そんなキスマークの浮気防止の必要もなし。
だから欲しくなったら、ルージュで我慢する俺だった。


( あっ!今朝・・!?)

ポンと思い当たった事があり、鏡の中の自分に指を指していた。

ま、人に指を向けてはいけないと、クーの言葉をキョーコに撮影中注意されたことも思い出しつつ、ま、自分にだからいいだろ。と自分に人差し指を向けていたその手で、キスマークに手の平を大きく開いて付けた。


( ふふっ。 )

子供を朝、抱っこしている時、ネクタイとシャツをずーっと握っていた箇所。


( まぁな。これは・・・)

キョーコの為にも、百瀬さんに違うと言おうかと思ったけれど・・・止めた。
そう思い直しながらボタンを閉め始めた。


だってこれは・・・

Daddyを愛してくれているもう1人の、自分のプリンセスからのジェラシーなのかと感じていたからだった。



そう・・・

同じ心を持った者同士。ママと同じ心も遺伝子として受け継いだ・・・

その純粋な心からの・・・

自分のもう1人のプリンセスの可愛いジェラシーなのかも。



ポイッと投げたママのルージュの着いたティッシュに・・・

シャツもその下の肌もニギニギされて、ずっと掴んだまま俺の胸に寄り添っていた事も・・・

このプリンセスの可愛い2つのジェラシーには

1つはママへのプライベートのジェラシーと、もう1つは きっと・・・

敦賀蓮のビッグファンとしての違う意味のジェラシーだと・・・

仕事前の俺に感じていたのかもしれない。



ママであるキョーコにだって・・・



俺が唇を軽く重ねるだけのキスにも、俺が影像に見せてもいいところまでの肌面積に

一本線を引いた様な制限がある自分の奥さん。

キョーコだって俺と結婚している事は、世間的に知られているけれど
それでも画面から流れるお茶の間にも、もちろん共演の女優さんにも向ける ジェラシーがあって・・・

そのキョーコの向けてくれるジェラシーに嬉しかった。

心の中で彼女へ自分が向ける愛は、言葉にできない感情であっても伝わっていたと思い、彼女に愛されてると心から感じた、キョーコが向けてくれたジェラシー。


それと同じ様だと、子供がつけた痕に微笑んでいた・・・



( ふふっ。も~~~ )


子供がした事がとんでもなく愛しくなってしまう、この自分の気持ちを持つ


その純粋な小さな心の感情は、自分にはとてつもなく大きな心で


その小さな心 全てで感じ取っているのだと思えたのは・・・


ママへの独占欲の強い、自分からの遺伝子だと思うよ _____________





持ってきていた携帯を取り上げて

もう一度、愛しい俺のプリンセス達に電話を掛けていた。





_____ もしもし、どうした?


直ぐに出てくれた、No.1のプリンセスに・・・


「 もしもし。 俺・・・ 」




話し出そうとしたけれど電話の向こうから流れていた、その曲を聴いていた。




_________ 『 きっとそれは・・・ 』


「 きっとそれは、自分の中にある ・・・ 」


_____ ん? ・・・何言ってるの? 


「 し ―― ・・・」



電話の向こうから聞こえるその曲と・・・

自分の声・・・

その全ての言葉は・・・自分の言葉に出来ない想いと同じで



「 ねぇ、見てて、その・・・今点いているCM 」


_____ ん? うふふ・・・







________ I see . . . Trees of green red roses too, I see them bloom for me and you . . .


『緑に彩付いた葉に、赤いバラまでも、それは・・・ 

自分と貴方の為に咲いている様で ・・・この瞬間(とき)を待っていたかの様に・・』


________ And think to myself . . . WHAT A WONDERFUL WORLD . . . . .


『この瞬間を迎えている自分が、ときめく心で自分の中を見詰めると・・・

綺麗な自然が創り上げる色に、自分を励ましてくれている様で 

この時間を、この世界から祝福を受けている様で、素敵な世界にまた心が打たれる 』


________ I see skies of blue and cloids of white,The bright blesses day The dark scared night. . .


『青い空を見上げて、その中に浮かぶ白い雲に・・・

明るい表の光輝の世界に背を押されて始まる一日、

神聖に感じるほどの運命の様に、君が捧げてくれた夜からの・・・』






「 その蒼い空に・・・手を伸ばして・・・ 」


_____ うふふっ・・・


「 し― ・・・ 」







________ The color of the rainbow, So pretty in the sky . . .


『その空に掛かった虹の色は、蒼と白の空の世界を彩り飾って・・・』





「 光に翳すと、色が変わる・・・」





________ Are also on the face of people going by I see friends shaking hand and saying . . .

    . . . . How do you do


『今まで過ごした自分の過去の中に思い出す、自分との繋がりのある人の顔・・・

・・・ 皆、誰にもその時があったと思い出す。

初めまして・・・と言う瞬間の・・・ その時の笑顔・・・』






_____ 初めまして。あなた妖精さん?


「 ふふ。 キョーコ・・・ちゃん。 」





________ They are really saying . . .


『その初めての誰からの笑顔からも、伝わったのは・・・ 

そして君にも自分が向けたのは・・・』





________ . . . . . I . Love . You . . . . . .



「 I LOVE YOU ・・・」


_____ I love you too Chuehone . . .







でも受け取るその手の中には・・・・


__________ 様々な瞬間にどうぞ・・・

最高のこの時にも、落ち着いた心が欲しい時にも、きっと貴方の心を
新しく何かが始まる事は、貴方の心の中に・・・

・・・・・きっと芽生える事でしょう_____________




『 それは、きっと・・・

・・・・自分の中にある ___________ . . . 』



_____ I hear a baby’s crying . . .
. . . I THINK TO MYSELF , WHAT A WONDERFUL WORLD . . .





『そして、自分の傍には今、腕の中に・・・

自然からの祝福を胸に抱いて、心の底からこの今を・・・

なんて素晴らしいって・・・想いに抱かれる自分の心に 

この大切な、“ 初めまして”の瞬間が深く胸を焦がす、今 __________ . . .


この腕の中に納まりきれないほどの想いが、この腕の中であふれ出す心を受け止めてくれていると・・・』


________ FOR ME AND YOU . . .


『その未来を、永遠に心に刻み願う ・・・・ 』





「 自分と君の為に、その未来を永遠に心に刻み願う・・・

  ・・・愛してるよ・・・ 」



_____ 私も愛してるよ・・・久遠・・・



「 まだ、言わないでって言ったよね。 」



_____ ん~・・・そう? だって私、それは・・・

   蓮と約束しただけで、久遠とはしてないよ。





だから・・・

今のキョーコの言葉の中に、解っていた事があった。

俺を名前で呼ぶ時は、いつも俺も名前で呼ぶ・・・






 I hear a baby’s crying . . .
I think to myself. . . . . . . WHAT A WONDERFUL WORLD . . .

泣き声が聞こえていて・・・
なんて幸せなのだろうと、自分自身に想い焦がれる_____________




「 あぁ、起きた?じゃぁ、夢の中に Daddyが行くよ。って伝えて。 」





_____  ありがとう・・・





んん・・・

・・・こちらこそ・・・






「 ありがとう 」













mimi’s Imaged Music * What a Wonderful World  by Sarah Brightman in HALEM
イメージ曲 * なんて素晴らしい世界なのだろう - ハーレム より -






* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


Story by mimi * ™美しい海の彼・方より©mimi’s world

To be my Grace – Plus ONE more Love. V at last. V ...of LAST –
Under Worlds

- Vitalize enigmatic soul –

Fertilization of Veni . Vidi . Vici




心の中に美しく優しい存在でいて欲しい

別世界の物語 Case - Little Tsuruga

- 命を与えられた魂の神秘的謎 -
来た・見た・勝った 3つの精神の受精

[ FIN ]









......................................................................................................................................................

* Fertilization ― 受精 *

受精とは、生物学的な言い方ではありますが、私の漢字に思う意味とは・・・

精神を 受け継ぐ

神秘的な謎が潜む・・・ Enigmatic Soul です
頭や論理では解明できない、心だけが感じる事の出来る何かなのだと



* Porn Child Abuse ― 性的子供虐待 *

この事を勘違いされない為に、アメリカでは生まれたての頃から
女の子はお母さん /  男の子はお父さん
お風呂に入る時(ベビーバスで入れる時も)それぞれ性別での役割があります

場合によりいろいろありますが(離婚・シングルマザーなど)
一般的な家庭では、皆その様にしています





To be my Grace INDEX * mimi's world-Fairytale * HOPE and DESIRE






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Alls by 美海*mimi Copyright by ™美しい海の彼・方より © mimi’s world All Rights Reserved.

Alls Copyright © ™ From far away beyond beautiful sea. All Rights Reserved.
All Images & Arts Edited and Created by mimi ™ From far away beyond beautiful sea.Copyright © ILD.fbs A&C under h-llc (USA) All Rights Reserved.










One More Love 自体は・・・ 10話


11 魔法に足りないもう1話は、きっと貴方の頭と心の中に・・・・


優しく美しく存在して欲しい


・・・・・そう願いを込めて ______________________ 


美海より 
- From  for the WISH for the WISH -

願い事への願い事






............................





- mimi's world-Fairytale * HOPE and DESIRE -


To be my Grace * Novel Contents

................. OTHER WORLD of To be my Grace will coming in Middle of November 11月


To be my Grace - One More Love . . .at Last
△ HOPE and DEISIRE version.△



Love Letter from RT and CH