To be my Grace -XXVII * One More Love .IV

Posted by 美海 * mimi on 20.2014 To be my Grace
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________ カチャ・・・



・・そ~~~~・・・・・




自分の胸の上に頭を寄せてTシャツを握り締め、 ぐ~ぴ~と寝ている子供の背中を撫でながら、窓の外の蒼い空を見ていた。


そ~~~~・・・っと開けられたドアの方には気づいていたので、そちらを向くと・・・


( 本当に君って人は・・・)

そう思う事にも大して驚かなくなった・・・

・・・そう、共演者として・・・



「 し~~・・・」


人差し指を唇に当てて、その手を伸ばした。



まだ寝てる?いい子だね~~と、口パクで言っている傾げた顔にも微笑ましい程・・・

自分が伸ばした手を握り、ベッドの端に膝を乗せるMrs. Hizuriを、自分の元にぐいっと引っ張り抱き寄せた。


「 うぁ、あぶな・・・」


その言葉を塞ぐ様に唇を重ねて、一度だけ唇を離して・・・


「 静かにって、言ったよね . . . 」


吐息の様に唇に囁き掛けてもう一度、唇を重ねた。

ぎゅーっと握られていたTシャツが プイッと離れて、寝返りは上手にゴロゴロできるのが早かった子は、お疲れ気味の時の寝相の悪い俺達の遺伝子をダブル100%の確立で受け継いだと思われるほど、1人で離れて転がっていた。

ベッドから落ちない様に、キスをしながら子供の転がった方に腕を伸ばして受け止めた。


「 予は女王との和平の元に、心からなる敬愛を捧げ・・・
いかなる努力をも惜しまない事を、一身を賭けて誓いたいと思います。 」


彼女を抱き寄せていた腕を引き寄せ自分の下にして、耳元で囁いていた。


「 ・・・覚えてる?台詞? 」

「 それ、ちが・・う・・」


言葉を被せるようにキスを続けていたけれど、体温の高い子供がずっと寄り添っていたので、頬を伝っていた汗を片手で拭われたら、その片手を唇に当てられてぐいっと離された。


「 これを・・・」


差し出されたのは、直ぐ傍にあったヨダレ用のタオル。
葉っぱ模様の金色の差し刺繍がタオルの周りを一周しているそのタオルを、頭からツッーと汗が伝った俺の頭に乗せられた。


「 2人の愛がここに1つに成って・・・だから、これからもっと・・・
  君の全てを支えて、また恋をして、もっと好きになる自信があると・・・
  ・・・ この胸の中に永遠に誓うよ。 」


「 むふふふ~~~  」

と笑いながらキスを二人で続けていても、落ち着いた1人の場所で ぐ~ぴ~とよく寝る子は本当に、デカク育ちそうだ・・。さすが、俺の子。といつも実は思っていた。


「 では、一緒に神に・・・その純粋な心を捧げてください。 」


「 この心の中に、そなた・・・君が居る事が真実であると
・・・この神とファラオ達に誓えます。
  
どうか、このまま自分の心の中に、永遠に居て下さい。
自分の中で、この想いが決して無くならないと誓います。 」


唇をお互いに離して間近で見詰め合っていた。


「 はい・・私の心にも貴方が・・・ 永遠に居る事を誓います。 」


自分たちは瞼を一緒にゆっくり閉じながら、もう一度唇を重ねていた。

子供が横に居るのと飛行機の中なので、あ~・・えっと~・・・ダメダメ。と自分の頭の中に必死で言い聞かせていた。


( あ~・・・カットって言葉を誰か掛けて欲しい・・・)

いつも時間に追われて過ごしていた毎日では、2人で居る時間がほとんど無くなっていた。
こんなに甘い時間をたっぷり過ごせるのは久しぶりで、こうしていると昔の様に隠れて付き合っていた頃の様で、気持ちがこんなにこの世界中のたった一人に集中して居る事に心が きゅ~んと成っていた。


「 ねぇ、どうしたい?このまま・・・」


唇を離して耳元で囁くのは、広いベッドの端っこにお一人様、自分たちの心が1つに成った証が ぐ~ぴ~言っているので小声だった。

でもそう聞けば・・・


「 どうしよう・・・」


ぐいっと片手で頭を引き寄せられて、自分の下でそう囁かれたら・・・


( あぁ~~、本当にどうしよう~~~)



でも・・・

・・でも・・・

・・・・でも・・・



( やっぱりダメだな。 )

とは・・・きっと・・・


Ms Woods に俺が怒られてしまう・・・。


自分が子供と寝てしまった間、暇だったのと子供から少し手が離れたのと、それになんだかんだ日常、俺の事にもいろいろしてくれるキョーコ。

何処に行くわけでもない、機内の中。

少しMs. Woodsと一緒に居たよ。と・・・丸解りの様に、綺麗にメイクされて帰ってきていた。

この子は・・・昔からモノノケの様に変わる子だとは、承知している。


少しメイクされただけで、雰囲気から国籍から性格まで変わる様に変化するのは、今までの仕事上、よ~~く存じ上げていた。

ましてや芸能活動をただ今お休み中。
メイキャップが大好きな彼女の性格をもちろん知っているから、本当に楽しい時間を過ごせていてよかったね。と心から思っていた。


先ほど思った、本当に君って人は・・・とは・・・

それは驚くほど、彼女はぴかっと輝いて、帰ってきたからだった。



( あぁ~~・・・とも叫びたい・・・。)

でもお眠り中の愛の証が起きてしまう・・・


( このまま・・・なんて聞かなければ・・・。)

どうしよう。と返ってくるほど下の我が女王様も盛り上げといて・・・


( このまま、バラの花びらが舞い被さって二人の姿を隠して欲しい・・・。)

でもバラの花など何処にも無い機内・・・


( 今すぐ、どうにかしてあげようか?・・・なんて、今言えない。)

だって、本気でどーにかしてあげてしまうのには、もう二人の間に憚りは無いし・・・
ん~・・・どうしよう、ん~~・・・本当にどうしよう・・・

彼女が、どうしよう。という気持ちが自分にもシミジミ解るほど、どうしよう心がどうしよう・・・同じ気持ちの1つの心に成っていた。


・・・って、
今すぐどうにかしたかった・・・あの時の様に綺麗な女神にモノノケていた。




そんな感じを思い出したら・・・

ふっ!と急に我に変える


( これ、社長のプライベート・ジェット・・・!)

急に目を開けて、ホテルのスィートルームぐらいはある室内を、目だけで端から端まで追っていた。


なにがしか・・・・


目に掠めているものが・・・お空のお上の、お雲がナイナイ・・・子供に話しかける言葉に成りつつ・・・飛行機の中では常に当たる太陽光に光っているものが気に成った。

キス中なので角度を変えて顔を動かし、目を瞑っているキョーコの瞼の上に手を被せようとしたけれど、綺麗にまつげも上に上がっているので躊躇うと、頭に被さっていたヨダレ用のタオルを顔に落としに ここぞとばかりに角度を変えていた。

その度に・・・


キッラーン・・・

・・とも・・・

キラっとも・・・

ピカッとも・・・

んで・・・ビカビカにスーパー輝く・・・




エジプトに行くからか・・・

よくぞここに・・・



社長が入っていたファラオの棺が、部屋の角・・・ 全てに立っている。


( もしや・・・)




「 あぁぁ~~~!」


キョーコに口をバッと思いっきり両手で塞がれていた。


「 し~っ。久遠。そこはアドリブの真似をしなくてもいいから・・・」



( シマッタ! さっき俺・・・ )


“ この心の中に、そなた、君が居る事が真実であると、この神と・・・


・・・ファラオ達に・・・

ち・・・誓え・・ま・す。 ” ・・・って、



( “ ファラオ達 ” に、誓いますって・・言っちゃってた・・・。)


まぁ、こんなところまで居ないだろう。とは、人の新婚旅行に始終着いて来るワケ無いだろうと、社長もものすごく忙しい人だからと、セバスチャンがこちらに来ているから仕事が増えていますように~!と・・・

・・・でも、どーにも“ 居ない” と云う理由を幾ら思い浮かべて上げてみても、

確信が持てない俺・・・・・。



もしも、ファラオに入っていたら、ファラオに誓うって・・・~~・・

・・・・なんか、ものすごく恥ずかしくなっていた。



撮影なら台詞だからなんでもないけど、プライベートでとなると・・・



“ よ~~、久遠。 お前、プライベートも敦賀蓮。なんだな。 ”


( なんて、看護婦さん達の様に言われそう・・・。)


キョーコの上で起き上がって止まっていた。
その瞳は、キョーコを全く見て居なくてただ空を・・・いや、目の前の壁を見詰めていた。


( 飛行機ならではの注意書き・・・)

それが目に入っていた俺だった。
そんなのを見詰めたままでいると、片手でぐいっと頭を引き寄せられ・・・


「 もぅ、いいよ。そこまで迫真に迫らなくて・・」


・・・あの時の様にキス・・・ではなかった。


「 ま、さすがブラボ~・・・ ナイス台詞チョイス。 」

はいカット。OKです。と小声でぼそっとカットが掛かって、掛けて欲しかったカットもいいのか悪いのか、その演技OKもいいのか悪いのか。
撮影と同じ様に自分が腕で囲った中から、足をすっとそろえてベッドに座ってしまった。


( それじゃぁ、続こう・・・)

そう思えたのには、ただ今見詰めていた壁に書いてあった注意書き&マーク。


“ 禁煙マーク ”


クンクンと思い出した様に嗅いでみると、喫煙した部屋ではないのは明らかだった。

なので・・・・

この社長のプライベート・ジェットのこの部屋は、社長が使わない、いや・・・
入らない部屋。それに密閉された部屋の中で、ファラオが今までずっと立っていたのだから、社長が入っていたとしたら、葉巻の匂いがするであろう・・・。

・・・と、自分の頭の中がだんだん、イナイイナイの方向へ・・・んで、ば~。は無いでいて欲しい。と祈る方向に自分の頭が切り替わったので、ひとまず よしと落ち着いた。


後姿の背中に抱きついて首にちゅっとキスをするも、キスマーク、付けないでよね。と寄せていた頭に向かい言われてしまう。

年がら年中暖かい所ばかりへの旅行だから、首を隠すものなど持って来てないとは・・・
同行しているお方々もいらっしゃいます事で、すみません。と思いながら頭の中には禁煙マークの丸に斜め線の中身が、キスマークになっていた。


( そうだ・・・)

それに・・・


アメリカに行ったら、会う人も居る。


綺麗にブローされた髪はさすがプロ。
撮影の様に、ちょっとやそっとでは崩れる事ないテクニックの魔法使いの掛けた魔法・・・
ではなくドライヤー技術は、単なる撮影のベッドシーンぐらいでは崩れる事無く、起き上がっただけでさらっと元に戻っていた。



今、自分が考えていたのは・・・



彼女をもう一度両腕で、そっと後ろから抱きしめ直していた。


「 ねぇ、結婚式どうする? 」


そう聞いたのは、綺麗にメイクしているキョーコを見ていて、よけいに思い出していた事。まだ彼女にウエディングドレスを着させていなかったと云う事は、自分からなかなか言い出せずに、それでもいつも思う事だった。

彼女の子供の頃からの夢だったのだろう。

お姫様の様なドレスを着て、森の住民や妖精たちとは言わなくても、祝福される真ん中で・・・彼女が人生の主役になる日を、いつも思い描いていたのだろう。


「 したよ。 」


彼女からのその言葉には・・・


「 あぁあれ。大使館のCourtで誓いの言葉を言って、指輪の交換だけのやつ? 」

「 うん。 」

「 ん~、あれは入籍の為に、急遽必要だっただけだし・・ 」



仕事がいつもギリギリ詰まっている自分のスケジュールは、この旅行の為にさらに詰められていた。自分には時間が無いと云う事に、彼女は昔から・・・

わがままなんて決して言わない子で・・・

自分の心に全てを溜め込んで、泣き場所を1人探して彷徨う子だと、自分が一番知っていると思う。


だから・・・いつも・・・

自分1人では出来ない事を、彼女にぬか喜びで終らせてしまいたくなくて

プロポーズも、産んで欲しいも・・・

全部、確実になるまで言わないでいた。




結婚式だって彼女はしたいに決まっているだろう・・・




言い出せない自分の心が、ずっと痛かった . . . _____________







_____ あれは入籍の日 ・・・・



キョーコと子供が退院する日で・・・

朝早く迎えに行った自分。キョーコは起きて部屋の中に満開に咲いていたバラとまだこれから咲くバラに分けていた。


その姿に、全部持っては帰れないから・・・

だから、まだ咲いていないバラだけを集めていると思っていた。




_____ まだ咲かなかった・・・


彼女のバラを摘み束ねていた左手を見ても、身につけてはいないから、そう思って・・・


『 どれを持って帰る? 』


後ろから声を掛けていた自分。


でも、自分がどのバラに入れたのかは知っていたけれど、束ねられてどれだか解らなく成っていた。この日は子供の名前も決まったし、仕事の前にこのまま大使館に行く予定で迎えに来ていた。

それまでの1週間・・・

自分には結婚するんだって想いは、彼女からの返事が無くても、彼女と居るだけで自分の心に彼女の心が伝わって来たと感じていたから、大使館にも予約を取っていたけれど、まだ彼女からの返事が無いのなら・・・

そう思い バラを集めようとジャケットを脱ぎ始めた。


『 久遠・・・ 』


ジャケットを椅子の背もたれに掛けていたら、後ろから彼女の声が聞こえて・・・

謝るべきだと・・・

確実に成る物でなかった事を伝えた自分がいけなかったって、謝ろうとしていた。



『 ・・・婦長さんがね・・・

  私も花園の様な場所で仕事が出来てよかったって・・・ 』


『 うん、そう・・・』


『 だからね、全部ナースセンターにあげてもいい? 』


その言葉に目を瞑っていた自分。


( 全てか・・・)

自分との結婚は嫌だったのかと・・・

宝石が今回も出てくる事だけは彼女の頭の中にもあるはずで、そんなものを置いて行かない子だとは・・・


( そうか・・・・・)

もうすでに咲いていても、返事をしなかっただけだったって、思っていた。



『 いいよ。それじゃぁ・・・
・・・もう一度・・プロ・・ポー・・・・』

『 もう一度、プロポーズして下さい。 』



自分が言いかけた時重なった言葉。彼女の言葉に振り返れなくなっていた。

心が切なくて悲しくて叫びを上げそうで、こんな気持ちに成る事も初めてだったから

心の中からだったと思う・・・

涙がいつの間にか ぽろっと1つだけ、ジャケットの上に落ちてから気が付いた。



『 それじゃぁ、また今度・・・』 



無理に仕事用の笑顔を浮かべようとしたけれど、本当に心の中が苦しいと出来ないものだと初めて自分でも気が付いた時・・・

俯いていた自分の目の前に、カードの上に指輪を乗せて返された。


やっぱり咲いていたんだ・・・


そう思ったけれど・・・・・・・




『 これ、自分で捨てて欲しいって事? 』


指輪と一緒に受け取ったのは、何も表に書かれていない自分が贈った同じ封筒。

でも、裏を見たら・・・


“ 京子 ”


・・って・・・

彼女の芸名のサインが書かれていた。
全く同じ新しいカードが、彼女の手書きで封印されていた。


『 開けて。 』


後ろから掛けられた言葉に振り返る事もなく、そっと彼女の名前を傷つけないように開けていたら、いいから早く。時間が無い。って言い出して・・・ 


『 大丈夫。キャンセルするから、仕事まではまだ・・・』


言いかけた自分が見たのは・・・



“ 久遠ヒズリ様。 
 ご婚約、心より祝福申し上げます。京子 ”



それと一緒に・・・

彼女の本名が記載して捺印された日本の婚姻届と住民票移転・削除届けが入っていた。
未成年の彼女の保護者、彼女の母親の名前もきちんと記載されていて・・・


『 久遠。 』


振り返るとバラを一輪だけ持っていて・・・


『 これだけは、必ず持って帰るから、混ぜないでね。 』


そして左手を差し出されて・・・


『 今、もう一度、プロポーズして下さいますか? 』


子供が産まれた時の様に、涙がボロボロ落ちていた。
手の中に握ったままで居た指輪を胸に当て、彼女の前に跪いていた自分。

差し出されていた左手が自分の頬を拭ってくれていて・・・


『 これから貴方を、どう呼んでもいいのでしょうか? 』


その言葉に何も返せないまま、自分の頬を拭ってくれていた左手に目を瞑ったまま、そっと口付けをした。



『 どうか俺と・・・

 結婚してください。 』




『 はい。よろしくお願いします。 

それでは・・・あと1時間後。

仕事に行く前に、旦那さんと呼びます。 』



スチャっと敬礼してくれた左手に、今自分が彼女の薬指につけた指輪・・・CGさんが教えてくれた彼女の指のサイズの指輪がピッタリはまっていた。


『 さ、急ごう・・・入籍・・・ 』


ぎゅ~って、感無量で敬礼した姿を抱きしめていた自分。
グイッと胸の中から両手が押されて唇に手を当てられた。


『 キスはまだ。あと一時間後。 』



さ、急ごう。それとさ・・・久遠、結婚指輪ってもちろん用意してくれてるよね・・・

うん、したよ。ジャケットのポケットに入ってるから・・・

あぁ、そう・・・それから・・・子供の・・・

それも、バッチリ。きちんと家で書類も書いたし、あと・・それから・・あぁキョーコのパスポートも持ってきてるし・・・

OK おっけ~・・・
あぁ、そうそう・・・敦賀先輩から、おめでとうって言って・・・

はいはい、最上さん、婚約おめでとう。それでは、京子さんからヒズリさんには?・・・

うふふ、久遠様、婚約おめでとうございま~す・・・




ありがとう・・・


ありがとう・・・





バラを全部片付けている間中・・・ そんな会話をしていた。




一時間後、大使館の中で誓いの言葉を交わし始めた。


_____ Both of you two put the hand on one bible together and Just follow my word ・・・ 
I Chuehone Hizuri may wish as . . .


『 I Chuehone Hizuri may wish as hope will always love her Kyoko Mogami when she felt sadness and happiness, when she is sickness and wellness, when she is poor or rich, We may share as I love her with the eternity Love . . . 』


_____ I Chuehone Hizuri will swear to the load . . .


『 I Chuehone Hizuri may will swear to the load and to her Kyoko Mogami as I said these words were . . . from my truly heart . . . 』



_____ Kyoko, it your turn… I Kyoko Mogami may. . .


『 . . . . I . . Kyoko Mogami may . . . wish . . as hope.. will. . . al. . .ways . . love him …

. . . Chuehone Hizuri. . . .wh.e..n….』



キョーコが言った誓いの言葉が痞えていて、ふと目を開けて横を見たら・・・

キョーコの頬から涙が止め処なく溢れていた。



出産の時も、婚約の時も、涙を見せなかったキョーコだった。


けれどこれからは・・・


1人で泣き場所を探しに行くのなら、その泣き場所は俺の胸の中で、俺の心の中で、
そしてその涙も、2人の心でシェアする・・・


止め処なく溢れる涙には理由は無いとは・・・


自分が2度ほど・・・


君が心から体験させてくれた






一時間前にした婚約指輪を外し、結婚指輪をお互いの指に付け合って・・・


無言の彼女の頬に ぼろぼろ涙がこぼれていたのにも

その気持ちが自分の心にとても分かっていた。



_____ You may kiss to the bride


誓いのキスの前に、彼女を胸に抱きしめた。


『  もうね、二回。君は俺にプロポーズさせたから
  もう、二度と離れないけれど・・・いいの? 』


胸に感じる温かさは、言葉を言えない彼女の涙だと、この心の中からの温かな想いに感じていた。


ただ胸の中で、コクンって・・・頷いてくれたから・・・


言葉が何も要らないとは・・・


心の中で通じ合っていると思えた事だった。






たった一時間だけの正式な婚約は、たった一人だけが知っていた。

自分たちの子供・・・

まだ目が開かない子供だったけれど・・・

婚約した時、初めて目を開けて自分たちを見てくれていた。

2人で同時に気が付いて・・・



『 初めまして。パパです。 』


そう自分が言うと・・・


『 初めまして。ママです。 』


そうキョーコも言っていた。





だから入籍した帰り道・・・



車の中で涙が止まった彼女には・・・




『 初めまして、奥さん。 君の旦那さんです。 』




返事は無くても・・・



赤信号で止まったハンドルの上に置いていた左手に、左手を重ねられて



青になるまで、2人で左手を握り合っていた . . . ___________





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To be my Grace

- One More Love  &  One More Love -



At . . . LAST


way by star to mimi's world-2 * White Night  Way by Star to mimi's world HOPE and DESIRE©
      In White Night             In HOPE and DESIRE



There is The more Loves in TWO of ONE

2つの世界より、2つの最終話

2人のHeart ハートも、Love 愛も、出発点は同じ子供の頃
心を煌かせる恋に、遠回りしてたどり着いた、1つの先・・・・・


違う話を混ぜて、ここに戻ってきても

どうぞ・・・

お好きな方に飛んで行ってください。













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