Dear. Own and Our Remembrance  * ONE DAY- 先輩へ

Posted by 美海 * mimi on 19.2015 Love Dreams
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* ONE DAY *

あの日

それとも・・・

これからの、未来の日に


I . deartheone
II . Dear. THE ONE
III . D O O R









________ キンコーン・・・


「 蓮 」


君が入れてくれた暗証番号は、自分の誕生日に間違いない 2月10日。

動いたエレベーターの中では、顔を見たままニコニコしていて、微笑み返しても言葉は何も無かった。


最上階に着いてドアが開く

家のドアまでもう直ぐなのに、急に廊下で抱きつかれて・・・


「 どうした? もう、10歩も行けば玄関なのに? 」


君には、11歩のその場所で・・・

頬を両手で包まれてキスが欲しいと強請っている。



「 お誕生日、おめでとう 蓮・・・」


唇を重ねる前に囁かれて、どうし・・て・・・と重ねられた唇に、言葉を奪われて・・・


「 今日は、間に合った。 
  私だけの、蓮の2度目の誕生日。 」


そう言われて手を引かれて、ドアの方に向かった。



________ キスをねだられた時に、君が手首に着けたHeartの時計が見えた時は・・・



12時まで、ものの数10秒前・・・



________ 手を引かれたその時は・・・



12時まで、数秒前・・・・





________ カチャ


Heartの時計を付けた手が、玄関ドアを開けたのを見た時

0時まで、たった1秒前。



シンデレラの魔法が解けたその時間 _________ . . .



自分の望む現実は・・・


夢の時間の中に掛けられた君からの魔法

この1週間、なんとなく心落ち着かない日を過ごしていた自分に
期待を心のどこかでしていた自分には、普通に生活していても、君への愛がよく分からなくて・・・

掛けられたシンデレラの魔法の終わりの時間に

心の中で12時を知らせる時計の鐘の様に、ドキドキと自分の鼓動が耳に届く。



自分で行動を起こして、夢の時間を創ったシンデレラの12時過ぎ。
魔法が掛けられていた、夢の時間が過ぎたら、その時が・・・


ZERO 0 からのスタートで・・・

0時と呼べる時と、12時と呼ぶ時と、24時と呼ぶ時と

その心の違いは、その日によってどんな一日を自分が過ごしたか・・・




楽しかったと心に残るものであったなら

その時を24時と呼ぶのだろう。

まだ続いて欲しい願いを込めて、眠りに付いても夢の中にまで求めるほどに



辛かったと心を痛めるものであったなら

その時を0時と呼び・・・

新しく始まって欲しいと、次の夜明けに期待をして



シンデレラが12時と呼んだその天辺の時間に・・・


永久にその想いを忘れる事無く
永遠に続く夢の時の中に過ごす事を


永 久 に・・・
永 遠 に・・・



希み続ける WISH の願い

目を向けて DESIRE  望み続ける

未来の時に HOPE 希望を想う



自分の未来が見えないのは・・・

これから自分が創る

今はまだ、存在しない かたち無きもの



ドアが開いた12時には、君は・・・




Mimi’s Image Music * Clubbed to Death by Rob Dougan



___________ I wish you would be with me



自分とこれからもいて欲しいと、願いを・・・




クリスマス。
君の誕生日に玄関のドアの前で、このメッセージを送った自分。


まだ12時前の街の中は、タワーも橋もイルミネーションが輝いていた。
その窓辺で・・・

キスをしながら背中に回された手に掛けた、キーリング



『 ごめんね、指輪じゃないよ。 』


指に掛けられた感触に、ふと唇を離して自分の指を見た君だった。

自分も知らなかった、どの指か・・・



Dreamsの製作発表前、10本のネイルに光る小さなラインストーンはそれぞれ。



君の指に掛かったキーリングにつけた透明のクリスタルに

ひまわりの色の光が、窓のイルミネーションに輝いて反射していた。



・・・その指、ね _______



細かい産毛の様な見えない棘を、高く伸びる茎に携えて、

自分の理想に近づきたいと願う ひまわりの大輪の花。






玄関を開けて電気を点けたら・・・・・



スポットライトを浴びる様に、ライトの下にひまわりの花が飾られていた。


「 あっ! アレみたい。
 理想の男のクランクアップの時。 」


「 あっ、思い出した? 」




うふふふっ・・・・





きっと、2人ともが思い出しているのは、蓮としての2度目の時。


「 あ~~、アレねぇ・・・」


_____ パシッ


「 ちょっと、蓮。
何を思い出してるの? 」


肩をパシッと叩かれて、口元に手を当ててコホンと2人とも咳払いをしたのは、言うまでも無い。

あの・・・ ヘンな感じ・・・。


慣れって怖いよね。って、身体が慣れちゃった・・・ 正にピッタリ密着感がお互いの身体の中に無くて、変な感じだったあの後の事。

自分とこれからも一緒に居て欲しいと・・・って、妊娠したら結婚するからって事?と聞かれながら、そんな簡単な事じゃないよ。と言いながら、玄関を上がった。



「 たいした事は、出来ないけど・・・」


今日はお帰りのキスを玄関前でしていたからか、いつものそれも忘れて
握っていたままの手を繋ぎながら、引かれて行ったのは、誕生日に自分でブラインドを閉めた窓の前。

君の誕生日にその窓の前で、その指に鍵を掛けた。


「 お帰りなさい 」


見詰められて瞼を閉じられたら・・・


「 ただいま、そして・・・」


瞼を閉じて、唇を重ねて・・・

もう一度


「 ・・・おかえり 」


深く重ねたキスに・・・


2人ともが肩に掛けていた仕事用のバッグをその場に置きながら
繋いだままだった手を同時に離して、抱きしめ合った。


時々離される、唇から・・・



一言ずつ



わ・た・し・も・・・

あ・な・た・と・ いっしょに・・・

・・い・た・い



聞こえる様な聞こえない様な、小さなその君の声は、静かな部屋の中に2人の息が合う様に
2人の吐息まで、同時に聞こえる様な気がして・・・



「 そう、思っていても
いいですか・・・・」


唇を離された時に、しっかりそれだけが聞こえた。

・・・時 _________



君の背中に回した手に、君の指に掛かった同じ指に、するっと感覚があった。


目を開けて手を見ようと思ったら抱き寄せられて、返事を憚るように唇を塞がれて
もう一度・・・

時を忘れて・・・・



永遠にこのまま続いて欲しいと願う、シンデレラの様に

夢に向かって自分を見続けて高く伸び美しく明るく咲く ひまわりの様に


願いが叶うのならば・・・


誕生日の願い事は、いくらでも

高い場所に望んでもいいのだろう



ぎゅっと握り締めた手の中に・・・

自分と同じ様に、鍵の感覚があった。





ふふっ・・・
・・なんの鍵だろう?





そう思いながら、目を閉じていた。

掛けられた指は、右手の中指で・・・

君に掛けた指と同じ。




行動力と直感のその指に、仕事への先輩としての事ばかり・・・


だって・・・・



「 敦賀さん・・・」


話す君の言葉が、敦賀さんで・・・




「 なぁに? 」



「 あのね・・・」



「 そうだね、じゃぁ・・・お互いに・・・」



「 はい、そのつもりで。 」



心の中に、2人とも思う・・・

次の自分の誕生日までに、その鍵の何かを見つけ合うという事。



・・・まだ、シンデレラの魔法は ________




0時でもなく、24時でもなく


12時の魔法・・・





・・・・ まだ、続く _______________

















Love Letter from RT and CH

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